クリミアはロシア?ウクライナ? Facebook、Vkontakte、Yandex の対応はバラバラ
面白い記事を見つけたので、訳してみました!
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クリミアはロシアに編入した、という報道から3週間が経ちました。
ロシアの#2と#3のSNS、Odnoklassniki *1, Moi Mir *2は、サービス内でクリミアをロシア領土として捉えています。しかし、Facebookと Vkontake は未だにウクライナ領土のままです。
Wikipedia は、クリミアをロシア領土として塗り替えましたが、突如、ウクライナ領土に戻しました。その後、改めてロシアでもウクライナでもない「帰属係争中」とし、地図上でネオングリーンで表示しています。
Yandex は検索エンジンとして有名ですが、位置情報サービスも提供しています。したがって、ロシアからアクセスした場合はロシア領土、ウクライナからアクセスした場合はウクライナ領土、とアクセス元によって異なる表記をするようにしています。(さすが!)
ロシア政府の反応
ロシア連邦議会の下院にあたる、国家院のEvgeny Fyodorov は FacebookとVkontakte に対して、クリミアをウクライナ領として扱う理由を正式に問いただしました。
その際、以下のようなコメントを残しています。
これは調査のはじまりにすぎない。もし我々(ロシア連邦)に敵対し、威圧的な態度をとるようであれば、それ相応の対応をさせていただく。もし、今回の件が、偶然起きたものであるならば、違う返事をするだろう。
Σ( ̄Д ̄;)
政治的?技術的?
冒頭で述べたように、FacebookとVkontakte はクリミアをウクライナ領土して扱っています。それに対し、Liveinternet.ru というブログサービスの創業者は以下のように答えています。
Facebookがクリミアをウクライナ領土として扱うのは、政治的理由によるものでしょう。アメリカ企業なのでそれは当然です。しかし、Vkotakteの場合は、あくまで技術的な理由だと思います。弊社でも似たような経験があるのですが、位置情報、地図をいじる場合、データベースを再度書き換える必要があるのです。
感想
こんな感じで領土問題がビジネスに影響するんですね。日本も他人事ではありませんね。
出典:East-West Digital News