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IT大国ロシア

ロシアのITベンチャー、ロシアの大学生、ロシアのあれこれ、日本ではアクセスしにくい情報やニュースを発信します。

ロシアのハイテク・スタートアップ6選


ロシアで注目されているハイテクスタートアップの中から、僕の独断と偏見で、いろんな人に知ってもらいたいと思ったものを紹介します。

 
Displair

指で触れると操作できる霧状のディスプレイです。現時点では、デバイスは大きく、解像度も高くはないですが、液晶に比べると省エネで、新しい ユーザーインターフェースを提供しようと取り組んでいます。画面をスワイプするだけで、隣のスクリーンや他の
iPhoneに画像や動画を転送できるアプリケーションも同時開発中(Airlike)です。ちなみに、広告効果の高い媒体として、既に約25,000台を販売しています


СКЗ(Системы Компьютерного Зрения)

あらゆる機械をジェスチャーで操作できるようにするシステムを開発しています。小さなカメラを2つ設置して、ジェスチャーを感知します。Kinectに比べると、感度や速度が悪く改善が必要ですが、幅広い分野への応用が可能です。そこで、情報やデータにその場でアクセスする必要がある、ウェアラブルコンピューターや医療現場、さらには特殊部隊への応用も狙っているとのこと(参照)。2012年に3億円の資金調達しました。


Bravo Motors

スマホとの連携が可能な、ロシア製電動バイクです。充電は家庭用コンセントで4時間、充電ステーションで20分。1度の充電で、標準モデルは70kmProモデルは140kmの走行が可能(最大速度90km/h)です。さらに1kmあたり約0.3での走行が可能のため、従来に比べ10~20倍の効率です。現在の製造コストは120万円ですが、大量生産で60万円まで下がるとしています。


Wayray

車のフロントガラスに運転情報をAR技術で映し出すカメラです。ドライバーがよそ見をせずに、正面を向いたまま情報を得ることができるため、不注意による交通事故を未然に防ぎます。渋滞情報などが常にアップデートされるため、道路事情の改善や都市の再開発に役立つと期待されています。市場価格は5万円です。(上のBravo Motorsに導入すれば、ガンダムのコックピットになるのでは...と期待。笑)


Orience

盲目者向けに、障害物の情報、製品の値段、信号の色などあらゆる情報を音声へ変換するプロダクトを製作中です。
10万円で販売予定。数々の大会で表彰されているロボットエンジニア、アルゴリズムや画像認識を専門とする博士課程の学生、コンピュータビジョンの専門家、によって構成されるテクノロジスト集団です



ЛеснойДозор
小火の段階で、森林火災を発見することができる監視カメラです。広範囲で精度も高く30キロ先まで鮮明な画像を取得することができます。電波棟に付けることで電力供給。ロシアでは毎年2~3万件の森林火災が社会問題になっています。通常のカメラやモニタリング機器の弱点を克服し、機能性を誇っています。国内26の地域に導入済み。


感想
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DisplairBravo Motorsはデザイン性にも優れ、多くの大会で賞を受賞しており、ロシアスタートアップの代名詞といえる企業じゃないでしょうか。Displair は実物を触ったことがありますが、ゆくゆくは会議室に1台!とか日本でもウケる気がします。

個人的には、
OrienceЛеснойДозорのようにテクノロジーを使って問題解決に取り組む企業にも注目していきたいと思っています。あと一概には言えませんが、社名がロシア語の企業は、グローバル展開する気がなさそうというか、あまりスケールしなさそうです笑

引き続き、このようなベンチャー企業を紹介していきます!



もし「ロシアの○○について調べて欲しい」というご要望がございましたら、お気軽にご連絡ください。現地の学生に聞くなり、Q&Aサイトに投稿するなり、あらゆる手段を駆使して、僕なりの回答をさせていただきます。