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IT大国ロシア

ロシアのITベンチャー、ロシアの大学生、ロシアのあれこれ、日本ではアクセスしにくい情報やニュースを発信します。

僕がロシアに注目する理由

 


新年あけましておめでとうございます!

ロシアの正月らしいもの、といえば「花火」しかありません。とはいえ、今年はテロ対策としてメインの花火は中止になりましたが、大学寮の近くでは、若者が騒ぎながら朝5時くらいまで花火を打ち上げていました。

今回は初ブログということもあり、僕がロシアに注目する理由についてお話します。

ずばり、ロシアのIT分野に注目している人が少ないからです。


ロシアビジネスに精通する日本人
東京で ”ロシアビジネス” と名の付くセミナーに参加すれば、 ロシア語も堪能で、ロシア駐在歴も長いビジネスマンにたくさんお会いできます。 このような方々の多くは、商社 or 外務省 or 大学関係者かつ 50歳以上です。 共通して、ソ連時代からロシアにご縁があり、自動車や天然資源などのインフラについて語らせればプロ中のプロです。しかし、そういう方々は、口を揃えて「ITのことはわからん」といいます。

また、ロシアに留学する学生の多くも「ロシア語」や「ロシア文化」に興味・関心の高い人たちです。ITやビジネスに興味のある学生は、当然のごとくアメリカやアジアの大学へ留学します。

このように、ロシアのIT事情に詳しい方はほとんどいません!

ちなみに、この分野におけるパイオニアは 大坪祐介さん という方です。

 

ユニークなテクノロジー
有名なITサービス GoogleFacebook がユーザー獲得に苦しんでいる国がロシアです。なぜなら Yandex と VK というロシア製のサービスがあり、ロシア人にとってはこれらサービスの方が使いやすいからです。例えば、ロシアで地図を見るとき Yandex Map の方が正確に表示されます。

大学生の間では、 GoogleFacebook も使われていますが、ロシア人同士のコミュニケーションはすべて VK という風潮があります。

さらにロシア政府は、リーマンショックシェールガス革命以降、資源だけに頼るのは危険だ!ということで、資源依存からの脱却を図るため(1)核エネルギー、(2)省エネ・エネルギー効率、(3)医療、(4)IT、(5)宇宙・通信 の5分野を成長産業とみなし、政府主導で産業を盛り上げようとしています。合わせて、2014年はソチオリンピック、2018年はワールドカップ、と世界大会の誘致も進み、インフラ整備も同時並行です。

このように、政府も技術開発に積極的なので、よほどの理由がない限り、ハイテクベンチャーを潰しにかかる事はないと信じてます。(要調査)

 

ロシアのアジア進出
世界情勢として、ヨーロッパは経済が冷え込んでいる一方で、アジアは急拡大しています。日本企業もアジア進出に力を注ぐ企業はたくさんありますが、ロシアも同じです。これまで、ロシアの取引先は主にEU諸国でしたが、ロシアもアジア進出*1したい、という想いを抱いています。

しかし、言葉、文化、商習慣、さまざまな違いゆえにアジアへの進出は難しいと感じており、IT業界では「今後は現地企業との提携を考えたい」という経営者を既に何名か知っています。


感想
ロシアを、資源国や自動車マーケットとして扱うだけではなく、

 日本企業がロシアのハイテクベンチャーを買収したり、
 ロシア企業がアジア進出の糸口として日本企業と提携したり、

アジアやシリコンバレーだけではなく、隣国であるロシアにも注目する価値は十分にあると思います。そのために、僕はなんとか "日ロ発ベンチャー" の成功事例を作りたいと思い、留学生活を送っています。

というわけで、日本人の知らないロシアについて発信していきます!

もし「ロシアの○○について調べて欲しい」というご要望がございましたら、お気軽にご連絡ください。現地の学生に聞くなり、Q&Aサイトに投稿するなり、あらゆる手段を駆使して、僕なりの回答をさせていただきます。

 

*1:国際連合の基準に基づけば、ロシアは "北アジア" に分類され、APECの加盟国でもあるため「アジア進出」という表現は違和感がありますが...